どうもてらぱげです!!
私は好んで怪獣映画を見ることがあります。
今回はラドン・メガヌロンが初登場した作品。
『空の大怪獣ラドン』
この作品の感想、評価をしていきたいと思います。
皆さんの視聴する時の参考にしていただければ幸いです。
wikipediaより
Contents
映画『空の大怪獣ラドン』のあらすじ
映画『空の大怪獣ラドン』の概要
この作品の監督は本多猪四郎さん
作品は『ゴジラ(1954年)』、『空の大怪獣ラドン』、『宇宙大怪獣ドゴラ』など今は有名な怪獣達が登場する映画を作り出した方です。特撮映画の監督としてはかかせない存在です。
映画『空の大怪獣ラドン』の登場人物・キャスト
※括弧外は役名、括弧内は俳優名です。
炭鉱技師。今作の主要人物。自身の働いている炭鉱で謎の惨殺事件が多発。その犯人に炭鉱から帰ってこない親友の五郎が疑われてしまう。その疑いを晴らすため調査に乗り出すのだが・・・。巨大な昆虫メガヌロン、ラドンに襲われそうになったり、記憶喪失になったりと散々な目にある人物。そんな状況でも何度も立ち上がる姿は非常にかっこよかったです。
河村の親友五郎の妹でもあり河村の恋人。五郎が炭鉱で行方不明になった上に謎の惨殺事件の犯人と疑われてしまう。その後頼みの河村も記憶喪失になるなど可哀そうな人。それでも河村を信じて看病する姿はとても健気で可愛らしかったです。
古生物学者。今作の解説担当。炭鉱の謎の惨殺事件から古代昆虫メガヌロンの存在を示唆する。その後のラドンの正体、習性などを考察し、対策を考えていくことになる。研究者だけあって人の被害よりも古代生物に興味を示す部分もありましたが、基本的には怪獣対策に全力を尽くしてくれる印象でした。
映画『空の大怪獣ラドン』の登場怪獣
巨大な鳥型の怪獣。ゴジラ、モスラと並ぶ東宝三大怪獣。攻撃方法は羽ばたきよる衝撃波。今作では古代昆虫メガヌロンを食べて成長。巣である阿蘇山火口から飛び立つ。映画では2体のラドンが存在しており、1体目はすでに上空を飛翔していた様子。造形は全体的にプレラノドンのような鋭いイメージを持ちました。
古代昆虫。古代トンボの幼虫でおそらく成虫もいるのだろうが今作では見られなかった。ザリガニのような鋭利な爪を持ち挟まれたらひとたまりもない。体長は2m以上はあるためラドンにとっては美味しい餌だが人間にとっては十分脅威な存在。炭鉱の惨殺事件も大体コイツのせい。重火器もあまり効果がないなどなかなかにタフ。
映画『空の大怪獣ラドン』の感想・評価
水爆実験の被害者ラドン
ゴジラ、モスラと初期作品を説明したことがありますが、2体とも水爆実験の被害者という共通点があります。
ゴジラは人間の起こした水爆実験で目覚めた古代生物。
モスラは自分の故郷インファント島を人間側が無人島と思って水爆実験に使っていたという経緯がありました。
今回のラドンは水爆実験など度重なる環境の変化により目覚めてしまった古代生物となっています。
どちらかというとゴジラに境遇が似ていると思いますが人間の勝手な都合で目覚めさせてしまったのにそれをまた人間が撃退するというのはなんとも皮肉なものです。
炭鉱で襲ってくるメガヌロンの恐怖
古代昆虫メガヌロンの登場で映画『ゴジラ』、『モスラ』ではあまりなった人間に近いサイズの生物に襲われる恐怖も感じました。相手があまりに大きいと恐怖の感覚が薄れていう感じがありますが近いサイズのものだと身近にある恐怖を感じます。
他の作品でいうとハリウッドなら『エイリアン』、平成ガメラならソルジャーレギオン、ゴジラVSデストロイヤなら幼体のデストロイヤなどでしょうか。
怪獣というジャンルだけでなくパニック要素もあり両方楽しめる作品だなと思っています。
ラドン出現のじらし演出
初代『ゴジラ』、ハリウッド版『Godzilla』でもありましたある程度物語が進むまでなかなかラドンの全体像を見せない演出がなされていました。
序盤はメガヌロンが主に登場していたり、写真を撮られても見切れていたり、鳴き声だけ聞こえたりなどじらし演出が多彩でした。
ラドンがでてくるのは結構後半だったりするのですがそれでもじらされた後のカタルシスは結構私的には楽しめました。
ラドンと自衛隊の戦い
昔の作品ながら戦闘機とラドンとの空中戦は途中でパイロット視点になったりなど見ごたえがありました。
地上戦でも自衛隊の戦車、ミサイル兵器とラドンの衝撃波での攻防も手に汗握ります
ただ個人的な意見としては結構戦闘中の使いまわしのカットが多かった気がしました。時々兵器の爆撃音、飛散する描写が長めに続くことがありそこがちょっと中だるみ感を感じました。
映画『空の大怪獣ラドン』の評価・感想
映画としては面白かったです!!
戦闘の描写で中だるみな部分を感じましたがラドン登場の焦らし演出、メガヌロンと人間との戦いを描いたパニック要素、戦闘機との空中戦など他の東宝怪獣の初登場作品『ゴジラ』、『モスラ』にはなかった要素がたくさんあるので見ものです。
またラストのラドンの最後も水爆実験をして怪獣を目覚めさせてしまった人間のエゴイズムを表現しているようでした。河村繁とキヨとの対比をしているようで非常に切なかったです。
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