映画『グエムル‐漢江の怪物‐』ネタバレありの感想と評価 韓国制作の怪獣映画

どうもてらぱげです!!

私は映画をよく見るのですが、特に怪獣映画を好んでみています。

今回は韓国で制作された怪獣映画

『グエムル‐漢江の怪物‐』

この作品の感想・評価を記載していきたいと思います。

皆さんの視聴する時の参考にしていただければ幸いです。



『グエムル‐漢江の怪物‐』のあらすじ

漢江に突如謎の巨大な黒い怪物「グエムル」が出現。河原の住民達を次々と捕食、殺戮を繰り返していく。その最中売店で働いている職員カンドゥは娘のヒョンソをグエムルに捕らえられてしまう。その後ヒョンソからの連絡から生存を知ったカンドゥは家族と共にグエムルから娘を取り返す行動にでる・・・・。

『グエムル‐漢江の怪物‐』の概要

この作品の監督はポン・ジュノさん

もはや誰もが知るところだと思いますがアカデミー賞を取った「パラサイト 半地下の家族」は有名です。
作品としては「母なる照明」、「スノーピアサー」などがあります。

映画『グエムル‐漢江の怪物‐』の登場人物・キャスト

※括弧外は役名、括弧内は役者名です。

パク・ガンドゥ(ソン・ガンホ)

売店で働く職員。娘のパク・ナムジュがいる。売店では常に居眠り、商品をつまみ食いする、妻にも逃げられるとぐうたら人間。他の兄弟からも呆れられている様子。ただいざ娘がピンチになるとやる時はやるタイプ。最初はかなり頼りなさすぎて若干イライラしましたが、いざ娘のために戦う姿は人間味がありカッコよかったです。

パク・ビホン(ピョン・ビホン)

売店の職員。ガンドゥにとっては父親。パク家のリーダー的存在でしっかり者。昔話が長いのが玉に瑕。自分の孫ナムジュがグエムルに捕まったことを聞き、ガンドゥ達と協力してナムジュを奪還しようと試みます。メンバーの中では一番年長故か移動の手配など頼りになる人物な印象を受けました。

パク・ナムジュ(ペ・ドゥナ)

学生。ガンドゥの娘。他の家族を思いやったり若いのにしっかり者。父親のだらしない部分を注意したり、呆れたりはするもののなんだかんだ親子仲は悪くない様子。テレビを見た後、外に出た時グエムルに遭遇。そのまま捕まってしまいます。絶望的な状況の中で怯えながらも生きようとする姿はメンタルの強さを感じました。



映画『グエムル‐漢江の怪物‐』の登場怪獣

グエムル

劇中をみるに毒薬であるホルムアルデヒドによる不法投棄により巨大化したと思われる謎の生物。造形としては黒い手足が複数ついたワームのような姿。大きさはエイリアンを少し大きくしたくらい。なので人間の兵器を使えばある程度なんとかなりそうと思うんですが毒薬を含んでいるあたり感染も怖い怪獣。

映画『グエムル‐漢江の怪物‐』の感想・評価

意外と怖くないグエムル

見た目の造形を見ると結構気持ち悪い姿をしてるグエムル。

こりゃ怪獣映画だけどなかなか怖いかもしれない・・・と覚悟して見たのですが

意外と怖くなかったですw

人が襲われるシーンは遮蔽物でうまく隠していたり、グエムルに殴られる場面も最後まで見せないようにしていたりショッキングになりそうな描写では直接的な表現は避けている印象でした。

なのでグロ、ゴア表現が苦手な人でも安定して鑑賞できると思います。ただショッキングな表現を求めている人には物足りないかもしれません。

個人的には映画『エイリアン』などの方がグロかったなと感じました。

家族愛、親子愛を重視した作品

序盤にナムジュがグエムルに捕まってから、バラバラだったパク一家が集結することになります。

紹介した他にも何人か登場するのですがどれも個性的で難ありな人物たち。それでもナムジュのために一致団結して戦おうをする描写は感動的でした。

ただ巨大な河「漢江」で起きた事件という設定。国の軍隊も総動員して壮大なスケールで起きるかと思いきや物語の主軸はパク一家VSグエムルと意外とスケールが小さい。

その分家族愛、親子愛などは描かれていると思うのですが、「巨大生物が全国、世界を巻き込んでいく」ような規模ではないのでそれを期待している人は少し拍子抜けするかもしれません。

というかこんな巨大生物にアーチェリーや火炎瓶など旧式の兵器で戦うパク一家強すぎですw

ラストは切なくも救いのあるお話

グエムルは王道な怪獣映画というよりはパニック要素の強い映画と感じました。

そういった映画は結構ラストはバットエンドな落ちになることもしばしば。

ただ今作は個人的に切なくもどこか救いのあるラストになっていたように感じます。

こういう類の映画としては思ったよりも意外だったので新鮮でした。

映画『グエムル‐漢江の怪物‐』の感想・評価

映画としては普通でした。

個人的な感想としては巨大なスケールの大きい怪獣映画を期待していたのですが、グエムルが想像より小さくパニック映画に近い作品だったので「思ってたのと違う・・」と感じてしまいました。

パク一家が強すぎるのもあるかもしれませんが、意外とアーチェリー、火炎瓶など人間の兵器でなんとかなってしまうのもなんか拍子抜けというか。

また今回登場する怪獣グエムルは日本を代表するゴジラ・ガメラ、ハリウッドならキングコングと比べるといささかパンチがないのが否めない所。

しかしこのジャンル映画のバットなエンドは苦手だからかもしれませんがラストの落としどころは結構好きです。

パニック映画ではありますがグエムルは怖いというよりはビックリ演出が多いキャラに見えました。

なのでグロテスク、ゴア描写が苦手な方でも安心してみれると思います。

 


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