どうもてらぱげです!!
私は好んで怪獣映画を見ることがあります。
ゴジラシリーズでも異色作である
映画『ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃』
この作品の感想、評価をしていきたいと思います。
皆さんの視聴する時の参考にしていただければ幸いです。
Contents
映画『ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃』のあらすじ
映画『ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃』の概要
この作品の監督は本多猪四郎さん
作品は『ゴジラ(1954年)』、『空の大怪獣ラドン』、『宇宙大怪獣ドゴラ』など今は有名な怪獣達が登場する映画を作り出した方です。特撮映画の監督としてはかかせない存在です。
映画『ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃』の登場人物・キャスト
※括弧外は役名、括弧内は俳優名です。
本作の主人公的存在。小学2年生。引っ込み思案で内気な人物でよくガキ大将のガバラとその仲間にからかわれている。そんなキャラクターだがガールフレンドのサチ子がいる。夢の世界の怪獣島で出会ったミニラとの交流をへて心身ともに成長していく。劇中ではその成長過程が微笑ましかったです。
自称発明コンサルタント。日々玩具開発に余念がないが成果がでているかは微妙な様子。見た目は眼鏡をかけた白髪のおっちゃん。非常に胡散臭そうだが共働きで鍵っ子の一郎に世話を焼いたりなどなんだかんだでいい人。一郎のピンチに駆けつけたり、思惑を察していたりと両親よりも一郎のことをわかっているように感じました。
映画『ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃』の登場怪獣
今作は一郎の夢の中の怪獣島にいます。夢の世界だからか普通に日本語がペラペラ、意図的に人間サイズから怪獣サイズに変化できるなどハイスペック。怪獣島にも怪獣としてガバラがいるらしくいつもいじめられている様子。ゴジラからも発破をかけられなんとかガバラに立ち向かおうとする姿はなつかしさを覚えました。
ミニラの父親。ミニラを一人前にしようと敢えてタイマンでガバラと戦うよう促している様子。厳しい部分もありますが良くできた時は頭をなでてほめてあげたりと優しい描写も。夢の世界ですがゴジラは結構いつもの感じ。
怪獣島の暴れ者。いつもミニラをいじめている。攻撃は手から流れる電流。攻勢にでている時は仰々しい姿ですがいざ劣勢に立たされると一目散に逃げていくあたり弱い物いじめをしていたようです。
映画『ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃』の感想・評価
ゴジラ作品のなかでも異色作
今作ででる怪獣島での戦いはすべて三木一郎の夢の中で起きている話という他のゴジラ作品では類を見ないかなりベクトルの違う作品になっています。
なので怪獣がメインかというとそうではなく現実社会のパートの要素が強いと感じました。
三木一郎がミニラとの夢と現実で巻き込まれる強盗犯との騒動を経て成長していく姿が描かれています。
強盗犯との騒動は三木一郎が子供とも相まって映画『ホームアローン』を彷彿とさせました。個人的に好きなシーンは一郎が作った落とし穴に強盗犯がはまる所です。落とし穴にはまるタイミングが中々に予想外だったのであっとさせられました。
三木一郎の父親役として佐原健二さんも出演されているのですが現実世界のメインが一郎と南信平の出番が多いことから珍しくあまり出番がないのも印象的でした。
怪獣のシーンの使いまわしが多い
気になる怪獣登場、バトルシーンなのですがかなり使いまわしが多いのが残念なところでした。
ゴジラ、ガバラ、ミニラの他にも確認できるのではアンギラス、カマキラス、クモンガ、マンダ、ゴロサウルス、エビラ、大鷲などさまざまでてくるのですがパット見ると以前見たような映像ばかり。
自分で確認できる作品としては『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』、『怪獣総進撃』、『怪獣島の決闘 ゴジラの息子』あたりから流用されているような気がします。
すべてが使いまわしというわけではなくゴジラ、ガバラ、ミニラの戦いは完全にオリジナルシーンにはなっているもののやはり使いまわしのシーンの時間の方が長く感じてしまいました。
映画『ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃』の感想・評価
作品としては微妙でした。
怪獣が多数出演するのは嬉しいことなのですがそのほとんどが使いまわしなのが残念なところ。「あっこれ見たころあるな」という既視感が続いてしまいました。
そうなると怪獣のシーンが少なく感じてしまい怪獣映画というよりは三木一郎少年のジュブナイル的な作品になっているように思います。
別にジュブナイル作品をバカにしているわけではないのですが私が見たかったのは多数の怪獣が大暴れるする作品を見たかったのでギャップを感じてしまったのかもしれません。
ストーリー・設定ともにかなり尖った作品なので賛否はです作品なるとは思います。
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