映画『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』ネタバレありの感想と評価 エビラ初登場!!雰囲気がコミカルな異色作

どうもてらぱげです!!

私は好んで怪獣映画を見ることがあります。

今回はエビラが初登場するコミカルな作品

『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』

この作品の感想、評価をしていきたいと思います。

皆さんの視聴する時の参考にしていただければ幸いです。

引用:ゴジラオフィシャルサイト|東宝



映画『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』のあらすじ

青年・良太は行方不明になった兄の漁師・彌太が生きているというイタコの助言を信じ上京する。そこでダンス大会に参加していた仁田と市野、港にあったヨットに我が物顔でいた吉村と共に成り行きで航海することになるが謎のはさみに襲われレッチ島に流れていてしまう。そこは怪獣、秘密結社のいる危険地帯となっていた
今作はエビ型の怪獣「エビラ」が初登場する映画になります。

映画『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』の概要

今回の監督は福田純さん

作品としては『怪獣島の決闘 ゴジラの息子』、『ゴジラ対ガイガン』、『ゴジラ対メガロ』、『ゴジラ対メカゴジラ』といった昭和時代のゴジラシリーズを手掛けた方です。

音楽は佐藤勝さん

個人的に前作まで音楽を担当していた伊福部昭さんはどちらかというとシリアスな重厚感のあるメロディに感じましたが佐藤勝さんはそれに比べるとテンポのよい明るいイメージを感じました。

映画『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』の登場人物・キャスト

※括弧外は役名、括弧内は俳優名です。

吉村(宝田明)

本作の主人公的存在。金庫破りの達人で勝手にヨット「ヤーレン号」で休んでいたところ兄を探すために来た良太達に出くわし、成り行きでレッチ島に向かい、怪獣と秘密結社「赤い竹」の抗争に巻き込まれていく。荒っぽい性格はしているがなんだかんだリーダーシップがあり頼れる存在。劇中では「赤い竹」のアジト、核実験室の扉をものの数秒で開けているなど鍵開け能力がチートすぎる。

出演はご存知宝田明さん。今までのゴジラシリーズでは結構正統派、正義感のある人物を演じていましたが今回は金庫破りとかなり異色なキャラを演じています。なので私としては宝田明さんが演じたゴジラ作品のなかでかなり印象的に感じています。

ダヨ(水野久美)

本作のヒロイン的存在。秘密結社「赤い竹」に拉致されたインファント島住民の一人。隙をみてアジトから逃げ出した時に偶然吉村達と出くわす。インファント島住民ですが日本語ペラペラ。他に監禁されているインファント島の住民を助けようとする正義感のある女性。

市野(当銀長太郎)

ダンス大会を途中でギブアップしていた大学生。その時出くわした良太とヨットを見にヤーレン号に乗りこみ、そのままレッチ島に向かうことになる。理系の知識があるのか休眠しているゴジラを目覚めさせる方法、「赤い竹」の撃退方法の立案したりなどメンバーの頭脳派。

仁田(砂塚秀夫)

市野と同じくダンス大会を途中でギブアップしていた大学生。そのままヤーレン号に乗り込む。レッチ島にあったナイフを見てビビるなど市野より頼りない印象。ただピンチになった時の機転はすばらしく、なんだかんだ「赤い竹」撃退はいい所をもっていた感じがあります。

良太(渡辺徹)

行方不明になった漁師の兄を探すため状況してきた学生。市野と仁田と見に行ったヨット「ヤーレン号」に乗り込み兄を探しにいくことに。その後レット島の騒動に巻き込まれることになる。イタコから「兄が生きている」とお告げを信じてしまう純粋な人。「赤い竹」の探索気球に乗ってそのままインファント島に行くなどかなりぶっ飛んだことしておりやることが面白い人物。



映画『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』の登場怪獣

ゴジラ

今作のゴジラはかなり人間よりになったイメージ。完全に人間の味方ではないのでどちらかというと中立的な立場かもしれません。戦闘中はダンスのようにバタバタさせたりなど陽気なBGMと相まってかなりコミカルに描かれていました。

エビラ

今作初登場のエビ型の怪獣。両手は大きさの違うハサミをもつ。そのハサミで対象物を叩き動きを封じてから切ったり、突き刺して撃退・捕食する。ゴジラがハサミで殴られる部分は効果音も相まってなかなか痛そう。岩での投げ合いをするなどコミカルな部分も描かれています。

モスラ

インファント島住民を助けるため、動き出すモスラ。ただ今作は終盤まで眠りについているためか出番はあまりありません。戦闘シーンもほんの少しなのでモスラの戦う姿が見たい人は少子抜けするかもしれません。

映画『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』の感想・評価

作品全体にコミカルさが目立つ作品

今作は監督、音楽担当の交代があった影響かかなりシリアスな雰囲気からコミカルな部分が目立つ作品になっていました。銃撃戦になるなど激しい戦いはあるのですが雰囲気として暗い印象に感じずに楽しむことができたと思います。

その影響もあってから多少物語の展開でツッコミ所はあるものの、私としてはこういうノリだからいいかと思っています。ただ重厚なストーリーが見たい!!という方は気になってしまうかもしれません。

個性的なキャラクターが多い

前作までのゴジラシリーズの登場人物たちはどちらかというと報道記者、研究員などゴジラに絡みやすい立場で正統派なキャラが多かったように思います。しかし今回は金庫破り、学生などかなり個性的なキャラが出そろっていました。それぞれがバラバラに動くわけではなく、主人公吉村の口癖「武器はなくともアイデアで勝負だ」をもとにそれぞれが秘密結社「赤い竹」を撃退しようと奮闘する姿も描かれており人物たちの成長物語としても素晴らしかったです。

それぞれのキャラが立っていて非常に見やすく明るい気持ちでみることができます。

秘密結社「赤い竹」の10万ボルト

ゴジラが秘密結社「赤い竹」のアジトを攻撃してきた時に「赤い竹」が撃退策として10万ボルトの電流を流していました。ただゴジラは少し驚きはしますが難なく突破されてしまいます。

まあ『ゴジラ(1954年)』では5万ボルトの電流でも難なく突破した怪獣です。身動きとれなくなったことは『モスラ対ゴジラ』の時の3000万ボルトだったのでそりゃ効果がないですよね。

こうして振り返ってみると電流作戦はゴジラシリーズでも定番になっているみたいです。

映画『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』の感想・評価

映画としては面白かったです!!

前作『怪獣大戦争』でのゴジラのシェーポーズなどコミカルさはありましたが今作はそれがさらにパワーアップしたように感じました。

成り行きではありますが人間と協力する感じになったゴジラ、個性的な登場人物、秘密結社「赤い竹」との抗争など見所は多いです。

ゴジラとエビラの戦いは基本的に海上又は海中での殴り合いが主だっていました。なにげにこのシリーズでの怪獣同士の海上・水中戦は初めてなのではないでしょうか。

ただタイトルにも書かれているモスラの出番は少なく、きたいしていると拍子抜けするかもしれません。それでも前作と比べるとかなり異色・意欲的な作品だと思っています

 


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