映画『カメラを止めるな!』ネタバレの感想 B級ゾンビ映画と思いきや意外な作品

どうもてらぱげです!!

映画を趣味とする私がついつい見てしまうのがゾンビ映画。

今回は日本ゾンビ作品の中でも意外性のある作品

映画『カメラを止めるな!』

この作品の感想、解説を記載していきたいと思います。

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映画『カメラを止めるな!』のあらすじ

とある廃墟の建物でゾンビを題材とした自主制作映画が撮影されていた。しかしその建物は日本軍が死体をよみがえらせる実験をしていたという都市伝説があった。撮影中、監督が女優の演技に苛立ち、建物の屋上に禁忌のサインを描いてしまう。その影響からかカメラマンがゾンビ化してしまい現場は地獄絵図と化してしまう

映画『カメラを止めるな!』の概要

監督は上田慎一郎さん。

この作品で一躍時の人になった人物です。他の作品としては奥さんと共同制作で『100日間生きたワニ』を作られているようです。『カメラを止めるな!!』はインディーズ映画なので製作品は数百万程度だと思います。それで全国の映画ランキングにランクインしていたのでコスパはとんでもないことになってますねw

映画『カメラを止めるな!』の登場人物、キャスト

※括弧外は役名、括弧内は役者名です。

・日暮隆之(濱津隆之)
映像監督。撮影中にゾンビパニックに巻き込まれるのにカメラを回し続けようとするクレイジーな人。妻と娘の3人暮らし。娘も映像制作の世界に踏み入れているが父には無関心な様子。

出演は濱津隆之さん。この映画を機にかなり出演が増えたのではないでしょうか。ドラマ『ノーサイドゲーム』でキーパーソンの役をやったり、アニメで声優をやってみたりなどすごいですよね。

・日暮真央(真魚)
日暮隆之の娘。結構口が悪い。父と同じく映像制作の世界にはいるが父の作品にはあまり興味がない様子。今回の出来事をへて成長していく姿が描かれています。

出演は真魚さん。私が見た作品でいえば『事故物件怖い間取り』での出演が印象的でした。

・日暮晴美(しゅはまはるみ)
日暮隆之の妻。元女優だがさまざま事情により引退したらしい。旦那の仕事については台本を読んでいるなど理解ある人のようです。

出演はしゅはまはるみさん。この方もドラマ『家政婦ノミタゾノ』シリーズなどさまざまなところで見かけるようになりました。



映画『カメラを止めるな!』の感想、評価

前半はB級ホラー映画、後半はまさかのヒューマンドラマ

前半だけ見ると普通のB級ホラー映画を見た感覚で終わるのですが、本作の醍醐味は後半にあります。

後半は前半の映画を制作したスタッフの撮影の裏側を垣間見ることになります。

そこで起きる家族感の関係、スタッフ同士の関係の変化が感動的なのです。

この場面でこの人がこんなフォローをしてたのか!とか前半思っていたキャラの違いに気づくことができとても楽しかったです。

この撮影を経てそれぞれが成長していく過程もとても素晴らしかったです。

ゾンビ映画では緊張感のある懐疑的な人間模様を楽しむイメージがあったのですが、まさか温かみのあるヒューマンドラマになるとは私としては初めての体験で衝撃的でした。

グロさはやさしめ

インディーズ映画なので低予算。なので首がぶっとぶようなスプラッター的なものはないので安心です。

そもそもホラーというよりはヒューマンドラマになっていくので怖がらすにみることができます。

グロイ映画は見れないという方にもとても見やすいと思います。

ゾンビとしては特に音に異常に反応するなどの特徴はなく、昔ながらのゾンビといった感じでした。

映画『カメラを止めるな!』の感想、評価

映画としては非常に面白かったです!!

ホラー映画と思いきやヒューマンドラマだったのはいい意味で騙されました。

この映画撮影の設定としてカメラ1台での1シーン・ワンカット撮影となっているため常に1人称視点で描かれています。私的に三人称視点は全体を見渡すことができるので回りの情報量が多く安心しやすいのですが一人称視点は本人の視界からくる情報しか入らず情報量が少ないのでいい意味で不安感を煽っているんですよね。そこが非常によかったです。

他の一人称の作品でいうと『クロバーフィールド/HAKAISHA』、『パラノーマルアクティビティ』などがしょうでしょうか。これらの作品は撮影者の息遣いが伝わってきて緊張感がすごいんですw

最終的にあったかい気持ちで鑑賞を終えることができるのでゾンビ映画でいうバットなのは苦手、グロくて怖いのは苦手という人でも抵抗なく見れます。

家族、カップル同士も違和感なく見れるのでオススメです。


 

 

 

 

 

 

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