非常にお得!!高額療養費制度の体験談

どうもてらぱげです!!

以前私は『大腸憩室炎』という病気で入院していました。

退院時に受け取った領収書をみてこんなに費用がかかるものなのかと驚いたものです。

しかし費用をもっと最小限に抑えることもできます。

その手段として今回は私が体験した高額療養費制度について記載していきたいと思います。

高額療養費制度とは

簡単に言うと公的医療保険(健康保険、共済組合、後期高齢者等)に加入していれば、それぞれの所得に応じて決められている限度額を超えて支払った医療費がかえってくる制度です。

事前に必要なもの

入院終了後の会計時に限度額適用認定書を提出すると高額療養費制度を使うことができました。

限度額適応認定書は自身の保険者に相談して申請する必要があります。

医療保険の種類と保険者について(左が医療保険、右が保険者です。)
国民健康保険:市町村
後期高齢者医療制度:後期高齢者医療広域連合
全国健康保険協会管掌健康保険と船員保険:全国健康保険協会
組合管掌健康保険:健康保険組合
共済組合:共済組合

上記に対応した保険者に申請することになります。

入院費を支払った後で高額療養費制度を使うこともできるのですが一度高額な費用を払う必要があること、払ったお金が戻ってくるのに時間がかかります。

私としては限度額適応認定書を事前に準備して支払う方がとても早く使えるためオススメです。

窓口で払った後に請求する場合は公的医療保険に高額療養費請求書で請求する必要があります。
しかし受診してから3~4か月以上経ってからお金が戻ってくるため時間がかかります。

高額療養費の計算

高額療養費は年齢と所得(年収)によって自己負担限度額の計算式が変わってきます。

私の年齢、所得を考えると計算は

計算式  8万100円+(医療費-26万7000円)×1%=自己負担限度額
という形になりました。
医療費は治療・入院にかかった費用になります。私の場合439630円かかっていました。
これを式に入れてあげると自己負担限度額は88127円になりました。
つまり88127円以上費用がかかっても免除されることになります。
具体的なそれぞれの収入は限度額適用認定書に記載されている適用区分(ア~オで記載)で確認できます。
それを高額療養費の自己負担限度額の区分表を見て確認してみてください。
私が計算して戸惑った部分は保険適用外の診療、入院中の食事や差額ベット代などは計算の対象にならないことです。最初そこも一緒に計算してしまい間違えていました。みなさんも注意してください。

高額療養費をしていなかった場合

高額療養費をしなかった時は公的医療保険が適応されるので年齢、所得水準からみて私の場合、3割負担になります。
それでも費用は138191円になってしまいました。
つまり高額療養費制度を使うことによって
  138191円-88127円=50064円
5万円以上も負担がなくなっていました。

世帯合算と多数回該当

私の場合はこれ以上の負担軽減はできませんでしたが、条件によってはさらに負担を減らすことができます。

それは世帯合算多数回該当というものです。

世帯合算

世帯内でおきた自己負担額を合わせて自己負担限度額を超えた時に高額療養費分が払い戻されるシステムです。

ただし医療保険が同じ人の同じ月の医療保険を合算できる、医療保険が違う時はその部分は合算できない、年齢によって自己負担額が変化するなどさまざま条件があるので確認してみましょう。

多数回該当

過去1年以内に世帯内で3回以上高額療養費になった時、4回以降はそれよりもさらに自己負担額が軽減されるシステムです。

申請が必要なことがあるので、自身の保険者に相談するようにしましょう。

まとめ

今回は私が体験した高額療養費制度について記載しました。

実際私は最初高額な費用に驚いてしまいましたが、この制度を使ってかなりの負担を抑えることができたのでうれしかったです。

自身で調べるのが面倒だ!!という人は多くの病院で相談窓口が設置されていると思います。

名前は「患者相談窓口」など病院によって違うと思いますが医療ソーシャルワーカーなどもいるので直接相談してみるのも一つの方法です。

またさらに自己負担額を減らしたい!!という方は税金が免除される「医療費控除」保険者の貸付制度・給付制度を使ってみるのもいいかもしれません。

皆さんも入院、手術等高額な費用がかかりそうな時は高額療養費制度をうまく使ってみましょう!!

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