どうもてらぱげです!!
私は好んで怪獣映画を見ることがあります。
今回はゴジラの宿敵『キングギドラ』は初登場した作品
『三大怪獣 地球最大の決戦』
この作品の感想、評価をしていきたいと思います。
皆さんの視聴する時の参考にしていただければ幸いです。
Contents
『三大怪獣 地球最大の決戦』のあらすじ
映画『三大怪獣 地球最大の決戦』の概要
この作品の監督は本多猪四郎さん
作品は『ゴジラ(1954年)』、『空の大怪獣ラドン』、『宇宙大怪獣ドゴラ』など今は有名な怪獣達が登場する映画を作り出した方です。特撮映画の監督としてはかかせない存在です。
映画『三大怪獣 地球最大の決戦』の登場人物・キャスト
※括弧外は役名、括弧内は俳優名です。
警視庁の刑事。今作の主要人物の一人。日本に来日するサルノ王女を護衛する予定だったがその飛行機が墜落。その任務は流れたと思っていたが突然現れた金星人と名乗る女性がサルノ王女に酷似していたことからその人物を追うことになる。刑事ということもあり銃撃などの戦闘担当。妹の進藤直子との兄弟仲は良く、いい歳してじゃれあう姿がほほえましいです。
放送記者。今作の主要人物の一人。当初はUFOなどのオカルトは取材をしてもあまり信用していない印象だったが金星人と名乗る女性を取材することで兄の進藤刑事と村井助教授と共に今回の事件の巻き込まれていく。進藤刑事の妹で兄弟仲は良好。進藤刑事と村井助教授をつなぎ合わせる仲介役も担っているように感じました。
大学助教授。今作の主要人物の一人。黒部ダムに墜落した謎の隕石調査をしていたところ謎の怪獣に遭遇することになる。金星人の件では取材をしていた進藤直子と出会い巻き込まれていくことになる。銃撃戦などの戦闘は不向きなのでどちらかというと解説担当。ただ怪獣を目撃したり、解説としてもザ・ピーナッツさん演じる小美人の方がしゃべっていたりと意外と活躍していない気がします。
映画『三大怪獣 地球最大の決戦』の登場怪獣
怪獣王ゴジラ。姿は『モスラ対ゴジラ』と似ていますが少し穏やかになったように見えます。今作では日本に上陸した後、そりが合わなかったのかラドンと喧嘩し始めます。動きとしてはランドと巨大な石を投げ合ったり、キングギドラの引力光線にあたりビビッていたりと非常にコミカル。人間のことは「いじめてくるから助ける義理はない」とのこと。ゴジラの本音を聴けるシーンはなかなか珍しいかなと思います。
『空の大怪獣ラドン』で初登場した鳥形の怪獣。攻撃方法としては爪、くちばしによる攻撃と羽ばたきによる風圧。今作は阿蘇山の火口から目覚め、ゴジラと喧嘩になります。ラドンもゴジラと同じく人間のことはあまり快く思っていない様子。怪獣側も散歩感覚で町中を破壊しているのでどっちもどっちだと思うんですがねw
小美人とはテレパシーで会話ができる虫型の怪獣。今作は『モスラ対ゴジラ』と時系列的につながっているようで双子だった幼虫モスラの内一匹は死んでしまった様子。突如現れたキングギドラを倒すため喧嘩しているラドンとゴジラを説得することになる。良心的な怪獣のためいつもそんな役回りが多く感じます。ゴジラとラドンの頭を冷やすためどちらにも糸攻撃を仕掛けるところはモスラの意外な部分も見えて面白かったです。
今後さまざまなシリーズに出てくるゴジラの宿敵。攻撃方法としては羽ばたきいよる風圧と3つの口から吐かれる引力光線。劇中の火花を散らしながらキングギドラが形作られる初登場シーンは必見。かなり前の作品なので古さは否めませんが演出がかっこいいです。
映画『三大怪獣 地球最大の決戦』の感想・評価
アクティブになった小美人
以前の作品『モスラ』、『モスラ対ゴジラ』では悪巧みをしようとする人間に巻き込まれたこともあり完全には人間を信用していなかった小美人でしたが今回まさかの日本のテレビ番組で出演するという行動に出ていました。
しかもテレパシーでお客にモスラも見せてくれるというオマケつき。前作よりも人間に対し友好的になっているように見えました。
ここまでガラっと変わるとインファント島を盛り上げるため宣伝でもしているのかと鑑みてしまいますw
また今回のモスラを呼ぶ歌は王道の『モスラの歌』ではなく『幸せを呼ぼう』といる新しい曲です。平成モスラシリーズでは小美人の歌は何曲かあるのを知っていましたが、この時代にも新しい試みがされていたのには驚きました。
進藤刑事とサルノ王女
今作人間側のストーリーとしては進藤刑事とサルノ王女との関係性も見どころの一つ。
サルノ王女は自国の勢力からも暗殺されそうになるところを刑事の進藤が守るすがたはまさに王妃とナイトのロマンチックな関係を彷彿とさせます。所々ちょっといい雰囲気だなと思ませる描写もしばしば。最後のシーンなどもまるで映画『ローマの休日』を思い出させるようで切ない感覚になりました。
そこは良かったのですが如何せんサルノ王女は終盤近くまで精神を金星人に支配されているため進藤刑事との心の交流がイマイチ描き切れていなかったように感じます。金星人の精神ではない本人との交流をもう少し見て見たかったと個人的には思いました。
ゴジラシリーズで出演されている人物
今作もシリーズでたびたび出演されている人達がいます。
『モスラ』、『モスラ対ゴジラ』でも出演されていた小泉博さん。今作は主要人物の一人村井助教授を演じています。今作も研究・解説担当になっています。どの作品でも基本的に温厚、冷静、頭脳派で頼りになる人物として描かれている印象です。
また『ゴジラ』にも出演されていた志村喬さん。今作は精神医学博士塚本として金星人と名乗るサルノ王女の診断、治療をする重要なキャラクターを演じていました。
ゴジラのライバル「キングギドラ」初登場
この作品で初めてキングギドラが登場することになります。やはりゴジラより大きい体格、金色の造形は見栄えがあり昔の作品であってもカッコいいです。
雷のエフェクトのような攻撃引力光線もとても迫力がありました。
今後さまざまなシリーズで戦っていくことになりますが複数でやっと倒す、撃退する場面が多く、強敵として描かれています。
映画『三大怪獣 地球最大の決戦』の感想・評価
映画として面白かったです!!
キングギドラが初登場、初対決。ゴジラ、モスラ、ラドンの共闘と熱い展開があります。
結果的に金星人の予言は展開に影響があったのかはイマイチ分からないことはありますが、進藤刑事とサルノ王女の関係性はとてもよかったです。
こういう怪獣同士仲良く共闘するのは昭和シリーズの醍醐味だと思っています。
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